ハワイに行きたいんじゃ。

ハワイに行きたい。

まるで毎年恒例でハワイへ行っている人間のような書き出しだったが、そうではない。もりすみがハワイへ行ったのは、夫との新婚旅行で行った一度きりだ。

でも、数年たった今でもこうして呟いてしまうほど、ハワイは魅力あふれる場所だった。アローハ。

言わずもがな、ハワイは南国だ。

そこは北海道生まれ北海道育ちのもりすみにとって、1月とは思えないほど温かく快適な場所だった。海にだって普通に入れる。最高だ。
1月の北海道で海に入ろうものなら、大風邪で済むかどうかも怪しい。

滞在期間中、雨に降られなかったことも幸いし、もりすみの脳内では「ハワイ=太陽さんさん」のイメージが確立している。

太陽さんさんのお陰で、眼前に広がる美しいオーシャンブルーが映える。
太陽さんさんのお陰で、身軽な服装であちこちを歩き回ることができる。
太陽さんさんのお陰で、上半身裸で歩いている現地のおじさんに対しても、「Oh! さすがハワイ!」と目を細くすることができる。……日本ではおよそ考えられない反応である。

日照時間と鬱傾向には、どうやら関連があるとの話を耳にしたことがある(曖昧)。
そして、ハワイで数日過ごすうちに、「ああ、あれは本当だったのだな」としみじみ実感した。

なにせハワイで見かける人たちは、揃いも揃ってとても楽しそうなのだ。
背中を丸めて元気がなかったり、肩を怒らせて目を吊り上げているような人はなかなか見かけない。

初☆ハワイフィルター効果があったことは否めない。
しかし、あんなに明るく温かい太陽に見守られている時間が長いからこそ、そこに生きる人たちもまた、明るくきらきらと輝いているのだろう。

やはり、ハワイは素晴らしい場所なのだ。

……というわけで。
いつの日かハワイを題材にした小説執筆のお声がかかり、仕事の一環として大手を振ってハワイを旅行する……という未来を期待することにする。

森原すみれ