2025年10月24日『お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ』角川文庫さんから発売です。

こんにちは。小説家の森原すみれです。

2025年10月24日(金)、角川文庫さんより『お夜食処おやさいどき 癒やしと出逢いのロールキャベツ』が刊行されます。

島田恵津子先生のほかほかひたひたでと~っても美味しそうなロールキャベツの表紙が目印。皆さんお馴染みの書店さんにて、ぜひお手に取っていただければ嬉しいです。

今回は、本作『お夜食処おやさいどき』についてのお話をゆったりまったりさせていただければと思います。

本作はもともとweb掲載していた短編小説がもとになっており、大改稿・長編化するにあたり、改めて1から執筆させていただきました。

敏腕会社員の榊木望(さかき・のぞむ)と、おやさいどき店主の花岡沙都(はなおか・さと)。他にも個性豊かな人物が数多く登場いたします。緩やかで温かな繋がりで育む人と人との交流の物語。そして、少し不器用な恋の物語です。

おやさいどきのなかで沙都が語ることはどれもこれも野菜愛たっぷり。普段当たり前のように購入して、調理して、食してきた野菜たち。そんな存在にふと目を向けて、籠められた愛情と想いに気づき、感謝の気持ちがこみ上げる。そんな温かな心地がじんわり沁みてくる語り口になっております。

この作品に取り掛かってからというもの、森原自身カボチャとニンジンの調理方法を意識的に変更することが増えました。こちらについても、ぜひぜひ物語内でご確認くださいね。

今回幾度となく登場するおやさいどき店舗につきましても、いろいろと考え巡らせ設定を施させていただきました。

こちらのおやさいどき店舗につきましては、本作5ページと284ページに、島田先生が描いてくださったおやさいどき店舗のイラストが掲載されております。5ページと284ページです。いいですか。ここ、テストに出ます。

また、森原が最高潮に胸がぎゅんぎゅんしてしまったのが、227ページです。きゅんきゅんを通り越してぎゅんぎゅんです。最後までお読みいただいてから、改めてご覧いただきたいページランキング堂々第一位です。

お迎えいただきました際には、こちらもどうぞ併せてチェックしていただければ嬉しいです。島田先生、素敵なイラストの数々を本当に本当にありがとうございました……!

ぜひたくさんの皆さんにお楽しみいただければと願っております。望と沙都のじれったい恋模様を含め、どうぞ温かく見守ってくださいませ。

森原すみれ

 

\\ 美味しいロールキャベツが目印です //

  北海道札幌の街。夜間のみ開くその店は、  
 野菜メインの美味しいお夜食をご提供します。