こんにちは! 森原すみれ(@soshiteasa)です。
今回は、『【中華後宮】の小説執筆に、おすすめ資料本5冊を紹介します』と題してお届けしたいと思います。

当記事添付の書籍情報画像は『書籍予約・取寄せ用紙生成ツール』さまより、また一部書影画像は『版元ドットコム』さまより利用させて頂いております。いつも大変お世話になっております。(2023/8/23更新)
もくじ
おすすめ資料5冊・パッと早見表

紹介本のおすすめの読者さんを、早見表でまとめました!
❶大奥と後宮 愛と憎悪の世界(石井美樹子監修、実業之日本社)

本書の特徴
・世界各国の「大奥」「後宮」「ハレム」などを紹介!
・中華後宮の知識がすっきりまとめられているため、初心者向け
こんな方におすすめ
・中華後宮の概要をさらっと抑えたい方
書籍定価
本体762円(税別)
世界に存在した「大奥」「後宮」「ハレム」などの制度や歴史をまとめた本書。
中華後宮の概要説明ページは223ページ中18ページで、「中華後宮について内容ぎっしり!」という書籍ではありません。
ただ、世界の類似制度の知識や、女性たちによる政治の権力争いのエピソードが豊富で、創作にとても役立ちます!
分厚い資料本を迎える前に、本書で入門知識を学ぶのがおすすめです。
❷宦官 側近政治の構造(三田村泰助著、中央公論新社)

本書の特徴
・「宦官」の視点から語られた良書!
・宦官の生活を通して、中華後宮の風景が見えてくる
こんな方におすすめ
・宦官から見た中華後宮の資料が知りたい方
書籍定価
本体914円(税別)
本のサイズのコンパクトさとは打って変わって内容はとても濃い一冊。
中華後宮を代表する「宦官」という存在を通して、中華後宮に息づいた文化を知ることができます。
中には宦官の生々しい実態も記され、森原も思わず圧倒されたほど…!
宦官の職務についても詳細に記され、目立った資料が手元にない方には気軽に手に取れる資料のひとつです。
❸大唐帝国の女性たち(高世瑜著、岩波書店)

現在(2021/7/13時点)で、こちらの本の販売価格は定価と相当の乖離があります。要は、高いです!(笑)
ネットで購入される際は自己判断で、値段や状態をご確認の上ご購入下さいませ。
本書の特徴
・唐における女性たちの詳細を網羅した良書!
・后妃、宮人、農家の女性、商家の女性、妓優の女性など、様々な女性の生活事情を深掘り!
こんな方におすすめ
・唐代の中華後宮や女性たちの生活を知りたい方
・より重量のある資料を探している方
書籍定価
本体3600円(税別)
唐代の社会に生きる女性たちの生活を、その立場に分けて掘り下げた本書。
后妃、女官のみならず、社会を支えた様々な職種の女性たちを知ることができます。
約371ページというボリュームもあり、より唐代を生きた女性たちの詳細を知りたい方にぴったりの一冊。
ただし、上述の通り現在の購入可能金額がやや高くなっているのが難点。
一度図書館などで内容を確認し、購入を吟味されてはいかがでしょうか。
❹皇帝と皇后から見る中国の歴史(関眞興監修、菊池昌彦著、辰巳出版)

本書の特徴
・皇帝と皇后の関係にスポットをあてた本書。
・人気の中国時代劇のあらすじが数多く紹介されており、創作の参考にも!
こんな方におすすめ
・具体的な皇帝と皇后の関係を掴みたい方
書籍定価
本体1,320円(税別)
中華後宮の資料というよりは、歴代の皇帝と皇后がどんな関係を結んできたのかに焦点を当てた本書。
特出すべきは、中国時代劇のあらすじが10作も紹介されている点です!
また、歴代の皇帝と皇后の歴史を中国時代劇とも合わせて解説され、とても興味深いです。
後宮自体の説明はあまりありませんが、創作される方のよい参考になるのではないでしょうか。
❺古代中国と中華風の創作事典(榎本秋編著、榎本海月・榎本事務所著、秀和システム)

本書の特徴
・中華風の世界に必要な要素をまんべんなく解説する良書。
こんな方におすすめ
・はじめて中華風の世界の資料を購入したい方
書籍定価
本体2,000円(税別)
中華後宮の目立った記述はありませんが、中華風の世界の要素をひとつひとつ丁寧に解説してくれる良書!
中国の歴史や、政治、文化。中華ファンタジーに役立つ「陰陽五行」「風水」「神獣」などの要素もまとめられています。
解説の合間には、イラストやわかりやすい解説の表なども掲載され、とてもとっつきやすいです。
中華後宮もののベースとなる世界観の資料として、まず持っておきたい一冊ですね。
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さいごに
今回は、『【中華後宮】の小説執筆に、おすすめ資料本5冊を紹介します』と題してお届けしました。
別の記事では、【妖怪】関連のおすすめ資料本のご紹介などもしております。ご興味がございましたらぜひご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
森原すみれ