こんにちは! 森原すみれ(@soshiteasa)です。
最近書店をにぎわせるコーナーのひとつ「キャラ文芸」小説!
以前の記事では「妖怪」をピックアップしてオススメ資料のご紹介をしました。


そして今回は「中華後宮」をテーマに据えてお届けします!
森原
しかーし!創作する側として大きな問題がひとつ。
中華後宮の資料って…全然見つからない!!(ドドーン!)
同じお悩みを抱えている方、きっと絶対いらっしゃいますよね…?(´;ω;`)ウゥゥ
そこで今回は、あちこち駆けずり回った森原が実際に購入した「中華後宮関連の資料」をご紹介いたします。
- 中華後宮の小説を書きたい。資料としていい本はある?
- そもそも、中華後宮の資料がなかなか見つからない!
そんな皆さまのお力になれれば幸いです。
コンテンツ
①大奥と後宮 愛と憎悪の世界(石井美樹子監修)
特徴
・中華後宮だけでなく、世界各国に存在した「大奥」「後宮」「ハレム」の説明と具体的人物を紹介!
・中華後宮についての知識がすっきりまとめられているため初心者向け
こんな方にオススメ
・分厚い本の前に概要をさらっと抑えておきたい方
書籍定価
本体762円(税別)
中華後宮のみならず世界に存在した「大奥」「後宮」「ハレム」などの制度や歴史を親書サイズにまとめたこの本。
中華後宮の概要説明ページは223ページ中18ページで、「中華後宮について内容ぎっしり!」といった書籍ではありません。
ただ、世界の類似制度の知識や実際存在した女性たちによる政治の混乱・権力争いのエピソードがとにかく豊富!
創作に役立つ興味深いエピソードではないかと思います。
分厚く字の小さい本を迎える前に、本書で入門知識を学ぶのはアリかもしれません。
②宦官 側近政治の構造(三田村泰助著)
特徴
・中華後宮を支えた存在「宦官」の視点から語られた良書!
・リアルな宦官の生活事情を通して中華後宮の文化が見えてくる
こんな方にオススメ
・宦官について詳しく知りたい方
・現在購入できそうな中華後宮の詳しい資料が知りたい
書籍定価
本体914円(税別)
文庫本サイズのコンパクトさとは打って変わって内容はとても濃い一冊。
中華後宮を代表する「宦官」という存在を通して、中華後宮に息づいた文化を知ることができます。
中には宦官の生々しい実態も記され、森原も思わず圧倒されたほど…!
宦官の職務についても詳細に記され、目立った資料が手元にない方には気軽に手に取れる資料のひとつです。
③大唐帝国の女性たち(高世瑜著)
特徴
・唐における女性たちの詳細を網羅した良書!
・后妃、宮人などの身分の女性から、農家の女性、商家の女性、妓優の女性など、様々な女性の生活事情を深掘り
こんな方にオススメ
・唐代の中華後宮や女性たちの生活を詳しく知りたい方
・より重量のある資料を探している方
書籍定価
本体3600円(税別)
唐代の社会に生きる女性たちの生活を、その地位に分けて掘り下げた本書。
中華後宮に直接かかわった后妃、女官のみならず、社会を支えた様々な職種の女性たちを知ることができます。
創作においては、周辺知識があることでより作品に深みが出ますよね。
約371ページというボリュームもあり、より唐代を生きた女性たちの詳細を知りたい方にぴったりの一冊。
ただし、上述の通り現在の購入可能金額がやや高くなっているのが難点。
一度図書館などで内容を確認し、購入を吟味されてはいかがでしょうか。
さいごに
ということで、今回は「中華後宮」関連資料を3冊を紹介させていただきました!
これから「中華後宮」のキャラ文芸小説を執筆される方のお役に立てれば幸いです♡
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
森原すみれ
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