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キャラ文芸作家を目指す方必携!【妖怪もの】資料書籍5冊を紹介します。

当記事は以前公開していたnoteより移転した記事です。

こんにちは! 森原すみれ(@soshiteasa)です。

最近書店をにぎわせるコーナーのひとつ、「キャラ文芸」小説!
そのキャラ文芸小説では、いくつかの定番ネタがありますね。

キャラ文芸作家を目指す方必見!【中華後宮】関連資料のおすすめ3冊を紹介します。 キャラ文芸小説に最適な癒しのテーマ。「お香」関連資料4冊を徹底解説します。

その中で今回は、あやかし――それも「妖怪」をピックアップ!

森原がじっくり吟味・購入した、「妖怪」関連資料5冊をご紹介したいと思います!

こんな人向けの記事です
  • 妖怪ものの小説を書きたいけれど、資料としていい本はある?
  • 妖怪の本はたくさんあって、どれがいいのかわからない!

そんな皆さまのお力になれれば幸いです。

①四六判サイズでも内容は本格的!――「図説 日本の妖怪百科」宮本幸恵著

特徴

・96もの妖怪が詳細に解説され、絵巻物などの本格的な挿し絵も!
・内容のボリュームに対して、コンパクトな四六判(127×188)サイズ、厚みも18ミリと持ち歩きやすい♡

こんな方にオススメ

本格的で妖怪の収録数も多い本を求める方

書籍定価

本体600円(税別)
※Amazonでは新品価格が定価以上となっておりますのでご注意ください…!(2020/8/1現在)

本格的な妖怪の空気を、存分に味わうことのできる一冊。
挿絵はすべて古来より伝わる絵巻物や貴重資料などで、妙に想像欲をかきたてます。
上に96の妖怪と書きましたが、巻末にはなんと収録しきれなかった89もの妖怪が簡易紹介文とともに収録されています! ボリュームが! すごい!
挿絵が本格的なぶん子どもには少しとっつきにくさを感じるかもですが、全頁フルカラーで大人には十分読みやすい!
本書は森原にとってになくてはならない一冊となりました。
妖怪についての特徴や様々な逸話を学ぶことのできる一冊です。

②収録妖怪数に自信あり!――「追え!日本の妖怪スペシャル」なんばきび著

特徴

・318の妖怪の解説を収録! 多いです!
・「出現エリア」「別の伝説」などのプチ情報も記載。

こんな方にオススメ

・妖怪の収録数が多く、初心者でも入りやすい入門書を求める方

書籍定価

本体1200円(税別)

子どもにも楽しめるとある通り、初心者に非常にとっつきやすい妖怪本。
最大の魅力はやはり収録数
①の書籍より解説の分量はやや少ない印象ですが、その点を補いあまる318の妖怪を解説していて、実際手持ちの本の中でこの本にしか記載のない妖怪も。
とくに有名な妖怪は、見開きページでしっかり取り扱ってくれているから嬉しい♡
本のサイズは約210×148×22(mm)。256ページもある分やや厚みがあり重いです。
妖怪の入門書として、これ以上ない良書ではないでしょうか!

③大人女子の心をくすぐる絵柄♡――「ときめく妖怪図鑑」(文)門賀美央子(画)アマヤギ堂(監修)東雅夫

特徴

絵柄がとにかく可愛い。見てるだけで癒される。可愛い(2回目)
・「鬼」「天狗」「河童」。三大妖怪の掘り下げがすごい。こんなに種類があったんだ! と驚くこと間違いなし!

こんな方にオススメ

・妖怪のおどろおどろしさが少し苦手、という方
・可愛らしい妖怪のイラストに癒されたい方

書籍定価

本体1500円(税別)

大人女子の方は特に、手にした途端一目ぼれすること請け合いの妖怪本♡
妖怪がいまだかつてこんなに可愛らしく描かれたことがあっただろうか。いや、ない!(キリッ)
絵柄なんてどうでもいいなんて言うことなかれ。
やはり妖怪を創作物で生き生き表現するには、作者の中に愛着がわいていることも大切ではないでしょうか?
「妖怪ものを書いてみたいけれど、何だかおどろおどろしい感じが苦手で…」
そんな方にぜひこの本を! 妖怪の見方がぐるりと変わりますよ♡
また、解説も詳細とまではいかないがしっかりと記されています。
特筆すべきは「鬼」「天狗」「河童」の三大妖怪についてかなり詳細に書かれている点!
例えば、「鬼」の項目だけでも14種の紹介があります。す、すごい…!

④妖怪もキャラ立ちは重要です!――「妖怪ランキング大辞典」小松和彦・飯倉義之監修

特徴

・妖怪同士の特徴やそのランクが一目でわかる。キャラ立てに非常に便利
・サクサク読み進められる手軽さも魅力♡

こんな方にオススメ

・どうせならキャラの立った妖怪たちを書きたい! という方

書籍定価

本体926円(税別)

子ども向けの妖怪本ということもあり、非常に読みやすい一冊。
「ビッグ妖怪ランキング」「神々しいランキング」「ネコランキング」など、計24のランキングを設けて妖怪をわかりやすく紹介する。
例えば「キツネランキング」ではキツネ妖怪が選ばれるわけだが、そもそもキツネ妖怪ってそんなに数がある?
…そんな疑問を感じた方は、是非一度手に取ってください。妖怪知識が増えること請け合いですよ!
また、森原が秘かに発見した本書の使い方があります。
それは、作中に登場させる「妖怪の特徴かぶりを無くす」こと!
作中の妖怪のバリエーションをバランスよく出したいと思っている方。
本書のランキングから適宜一人ずつ選抜することで、それぞれキャラの立った妖怪を選ぶことができます、よー。(小声!)

⑤あの動物も実は神様だった?――「神様になった動物たち」戸部民夫著

特徴

・動物と神様にまつわる詳細解説の良書!
・文庫本サイズで持ち運びも便利♡

こんな方にオススメ

・「妖怪」もいいけれど、「神様」にも興味がある…! という方

書籍定価

本体700円(税別)

「妖怪もの」と銘打っておきながら、最後にご紹介したいのが「動物」と「神様」に主眼を置いたこちらの一冊!
普段ない気なく目にする、神社でお祭りされている動物たち。その動物たちがどういった経緯でまつられることになったのか?
47種類の動物神を取り上げ、非常に丁寧に解説されています!
中には「架空聖獣の神使たち」ということで河童、竜、鬼なども取り上げられていますよ。
イラストなどはありませんが、その分文章の情報量がすごい!
「妖怪」からもう少し視点を広げたい方に、とてもおすすめの一冊です。

さいごに

ということで、今回は「妖怪」関連資料を5冊を紹介させていただきました!

これから「妖怪もの」のキャラ文芸小説を執筆される方のお役に立てれば幸いです♡

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

森原すみれ

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