こんにちは。新米小説家の森原すみれ(@soshiteasa)です。
現在は「キャラ文芸」作品を中心に執筆しています。
今回はキャラ文芸の人気テーマ、『【妖怪・あやかし】の小説執筆におすすめ資料本5冊をご紹介します。
おすすめ資料5冊・パッと早見表
紹介本のおすすめの読者さんを、早見表でまとめました。
❶図説 日本の妖怪百科/宮本幸枝著・文 学研プラス
- 妖怪の収録数が多く、本格的な本
- 96もの妖怪が詳細に解説され、絵巻物などの本格的な挿し絵も
本格的な妖怪の空気を、存分に味わうことのできる一冊。挿絵はすべて古来より伝わる絵巻物や貴重資料などで、妙に想像欲をかきたてます。
上に96の妖怪と書きましたが、巻末にはなんと収録しきれなかった89もの妖怪が簡易紹介文とともに収録されています。挿絵が本格的なぶん子どもには少しとっつきにくさを感じるかもですが、全頁フルカラーで大人には十分読みやすいです。
本書は森原にとってになくてはならない一冊となりました。妖怪についての特徴や様々な逸話を学ぶことのできる一冊です。
❷追え!日本の妖怪スペシャル/なんばきび著・文 朝日新聞出版
- 妖怪の収録数が多く、初心者向けの本
- 318の妖怪の解説を収録
子どもにも楽しめるとある通り、初心者に非常にとっつきやすい妖怪本。
最大の魅力はやはり収録数。①の書籍より解説の分量はやや少ない印象ですが、その点を補いあまる318の妖怪を解説していて、実際手持ちの本の中でこの本にしか記載のない妖怪も。とくに有名な妖怪は、見開きページでしっかり取り扱ってくれているから嬉しい。
本のサイズは約210×148×22(mm)。256ページもある分やや厚みがあり重いです。
妖怪の入門書として、これ以上ない良書ではないでしょうか。
❸妖怪ランキング大辞典/レッカ社著・文 小松和彦・飯倉義之監修 カンゼン
- キャラの立った妖怪たちを書きたい方向け
- 妖怪同士の特徴やそのランクが一目でわかり、キャラ立てに非常に便利
子ども向けの妖怪本ということもあり、非常に読みやすい一冊。
「ビッグ妖怪ランキング」「神々しいランキング」「ネコランキング」など、計24のランキングを設けて妖怪をわかりやすく紹介する。「そもそもキツネ妖怪ってそんなに数がある?」…そんな疑問を感じた方は、是非一度手に取ってください。妖怪知識が増えること請け合いです。
また、森原が秘かに発見した本書の使い方があります。それは、作中に登場させる「妖怪の特徴かぶりを無くす」こと。作中の妖怪のバリエーションをバランスよく出したいと思っている方。本書のランキングから適宜一人ずつ選抜することで、それぞれキャラの立った妖怪を選ぶことができますよ。
❹神様になった動物たち/戸部民夫著 大和書房
- 「妖怪」は勿論「神様」にも興味がある方向け
- 動物と神様について詳細に解説された文庫本サイズの良書
「妖怪もの」と銘打っておきながら、最後にご紹介したいのが「動物」と「神様」に主眼を置いたこちらの一冊。
普段ない気なく目にする、神社でお祭りされている動物たち。その動物たちがどういった経緯でまつられることになったのか。47種類の動物神を取り上げ、非常に丁寧に解説されています。中には「架空聖獣の神使たち」ということで河童、竜、鬼なども取り上げられていますよ。
イラストなどはありませんが、その分文章の情報量がすごい。「妖怪」からもう少し視点を広げたい方に、とてもおすすめの一冊です。
❺ときめく妖怪図鑑/門賀美央子・文 アマヤギ堂・画 東雅夫・監修 山と溪谷社
- 可愛らしい妖怪のイラストに癒される
- 「鬼」「天狗」「河童」、三大妖怪の掘り下げがすごい
大人女子の方は一目ぼれすること請け合いの妖怪本。やはり妖怪を創作物で生き生き表現するには、作者の中に愛着がわいていることも大切ではないでしょうか。
「妖怪ものを書いてみたいけれど、何だかおどろおどろしい感じが苦手で…」そんな方にぜひこの本を。妖怪の見方がぐるりと変わりますよ。
解説も、詳細とまではいかないがしっかりと記されています。特筆すべきは「鬼」「天狗」「河童」の三大妖怪についてかなり詳しく書かれている点。例えば、「鬼」の項目だけでも14種の紹介があります。
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在庫のない書籍でも、書店さんでとっても簡単に『お取り寄せ』できることをご存知でしょうか。
街の書店さんの応援にもなりますので、この機会にぜひご利用くださいね。
さいごに
今回は『【妖怪・あやかし】が登場する小説執筆に、おすすめ資料本5冊を紹介します』と題しまして、お届けいたしました。
これから「妖怪もの」のキャラ文芸小説を執筆される方のお役に立てれば幸いです。
他の記事では『中華後宮』の資料もご紹介しておりますので、こちらもぜひお力になれればと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
森原すみれ
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