手帳の上手なつかいかた 。マンスリーとウィークリーと試行錯誤な日々。

こんにちは。小説家の森原すみれです。

文房具屋さんに手帳がずらりと並ぶシーズンになりましたね。森原は8月はじまりの手帳を使っているので買い替える必要はないのですが、どんな手帳があるのかなあといつも気になってしまいます。

スケジュール管理の方法は十人十色。個性豊かな手帳たちを前に、森原は毎年手帳選びに頭を悩ませてきました。今は無印良品の「月曜始まりバーチカルスケジュール帳(A5・白)」を活用していて、現在2代目です。

この手帳を選ぶにあたっては、いくつかポイントがありました。

  • サイズがA5(文庫本2冊分くらい)のもの
  • バーチカルページがあるもの
  • 月曜日はじまりのもの
  • シンプルなもの

サイズはA5のもの。今まで文庫サイズの手帳を愛用してきた森原。そのなかで、もう少し大きなサイズのほうがさらに書き込みに余裕ができるという(とても当たり前の)ことに気づきました。ただしあまり大きすぎるとカバンに入れにくい、ということでこのサイズの手帳を探すことに。

さらに、1日の時間単位の記載がより詳細にできるバーチカルページを所望。こちらのページで、1日のスケジュール管理をより俯瞰できると思いました。

月曜日はじまりというのも大切なポイント。家族が基本的に土日がお休みなので、土日が隣り合わせのほうが書き込みやすいんですね。

最後にデザインのシンプルなもの。こちらは完全に森原の好み。もともと無印良品さんのシンプルかつナチュラルな品質が大好きなこともあり、発見したときはとても嬉しかったです。

 

こうして今のベスト手帳を見つけ出した森原。それでも毎年、手帳の使いかたに悩むことがありました。「手帳の全ページを有効活用するには、どうしたらいいのだろう」……と。

手帳1冊のなかにもさまざまな種類のページがありますよね。マンスリーページ、ウィークリーページ、デイリーページなどなど。

しかし森原は毎回、どれか1種類のページしか活用できずにきました。理由は明白で、予定を書き込むときに1種類のページにしか書き込まないからです(同じ予定を毎回2か所に書き込むのってまあまあな手間ですよね……!)。結果として1種類のページしか開かないようになるのが、毎年のデフォルトに。でもそれって使わないページが少しもったいない……。

けれどあるとき気づいたのです。それならいっそ、別のページには「これからの予定」以外のことを書いたらいいのかも。

同じ内容をあちこちに書こうとするから、二度手間でめんどうになってしまう。なら、別のページには別の内容を書けばいい。なにか他に書いておきたいと思っていたことはなかった?

そこで思い至ったのが「日々の記録」でした。たとえば自分は今日こんな仕事をしたとか、こんなことがあったとか、こんなことを思ったとか。実は以前、そういった日々の記録も手帳に書いていたのですが、「予定」と「記録」が混ぜこぜのぎゅうぎゅうになってしまい結局断念していたのです。

これからの予定が「未来」のことなら、日々の記録は「過去」のこと。それならいっそ、それぞれ別のページに書いたらいい。そういうわけで、森原の手帳の使いかたが少しだけ変わりました。

見開きのマンスリーページには、日々の予定。お仕事の〆切や家族の予定、子どもの学校行事、新月満月の情報などなど。それぞれマーカーの色を割り振って、より予定の内容がわかりやすくしています。

バーチカル式のウィークリーページには、日々の記録。起床時刻やお仕事の記録、その日にあった嬉しいことなどなど。実際のところ、こちらはほんのりほんのり放置気味になってしまうこともあります。それでも「あ、このこと書いておきたいな」と思ったときにさっと書き残しておけるスペースがある。そのことになんだかほっと安心するのです。

 

余談になりますが、手帳の後方についているノートページは、昔からかなり活用しています。

今日の日付を書いたあとは、基本的に自由気ままに書きたいことを書き連ねるスペース。その日に読んだ本で胸にとめておきたいと思った考えや、物語のアイディア、これからのお仕事の目標などなど。

ルールで固めすぎてしまうと逆に動けなくなってしまうタイプなので、こんな使いかたが自分によく合っているかなと思います。たまに振り返って眺めたときに「この時期はこういうことに興味があったんだなあ」と思い返すことができることも楽しみのひとつですね。

 

これからも素敵な予定とたくさんの残したい言葉を書き込めるよう、手帳ライフを満喫していきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。